シンガポール探鳥記:2025年⑩(コウハシショウビン) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

3月上旬、シンガポールを旅行しました。

2日目はシンガポール植物園で探鳥します。

花壇に飛来する太陽鳥が目的でしたが…

水辺でも、カワセミ類を探します。

 

 

 

早々に小さなカワセミ類を見つけました。

まさにカワセミです。

(Common Kingfisher)

 

 

 

日本でもお馴染みの姿でした。

シンガポールでもその姿は同様です。

「烏」や「雀」は異なる種でしたが…

「翡翠」に同種がいるとは興味深いです。

 

 

 

双眼鏡を持つ白人夫婦と話しました。

「さっき、カワセミが飛んだよ」

通常のカワセミに興味深々です。

私は大型のカワセミ類を探しますが…

そちらには関心が薄そうでした。

興味の対象は人それぞれです。

 

 

 

小さな水場を、通りかかりました。

カメラマンが集まっています。

彼らのレンズの先を探してみると…

すぐ近くに被写体がいました。

コウハシショウビンです。

(Stork-billed Kingfisher)

 

 

 

 

散策路のすぐ傍に居ました。

距離は10mもないくらいです。

見上げる姿勢はキツイですが…

間近で観察が出来ました。

昨日に続いて2回目です。

因みに、こんな状況でした。

 

 

 

中央上部の樹に隠れています。

通行人も、何事かと足を停めていました。

ツアー客らしき団体も集まり始めます。

彼らの邪魔になるため、移動しました。

 

植物園は見所も探す所も沢山あります。

 

 

 

暫くの後、再び同じ場所に赴きました。

驚いた事に、まだ滞在しています。

しかも、カメラマンは激減していました。

これ幸いにと、別の角度から撮ります。

 

 

 

 

動きは少ないですが…

じっくりと観察できました。

小さな池を眺めているようですが…

やはり魚を獲るのでしょうか?

 

 

 

昨年見たカワセミ類を思い出します。

アオショウビンは昆虫を獲っていました。

アカショウビンは蛙などを食べます。

狩りの瞬間が観れたら最高でしたが…

時間の余裕がないため、諦めました。

 

 

 

🪺  🪹  🪺  🪹  🪺

 

 

 

〜旅行の小話⑩〜

 

 

 

1つ、気になる事がありました。

コウハシショウビンが見つめる先の事です。

水面近くの植物に、鳥の巣がありました。

わずかに親鳥の頭が見えていますが…

お分かりでしょうか?

 

 

 

 

メグロヒヨドリの巣でした。

よく見る野鳥です。

 

 

 

 

あんな場所に営巣するとはビックリでした。

リスや野鶏の心配は要らないのかも。

ただ、水面が近いため、危険が多そうです。

増水、ミズオオトカゲ、蛇など。。。

先程のコウハシショウビンも、もしかして…

 

 

園内には様々な生き物がいました。

それぞれが、精一杯生きています。