シンガポール探鳥記:2025年⑤(オナガサイホウチョウ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

3月上旬、シンガポールに行きました。

昨年と同じ国への渡航です。

未だ見ぬ野鳥との出逢いが沢山ありました。

 

 

今回、初めて散策した場所での事です。

ジュロン・レイク・ガーデンズでした。

 

 

 

花壇の中に複数の動く物を見つけます。

一見するとスズメのような鳥でした。

シンガポールにもスズメはいますが…

体の色が全く違いました。

キンパラです。

(Chestnut Munia)

 

 

 

小さなイカル。

嘴の大きいカワラヒワ。

様々な表現が出来そうです。

イヌビエのような雑草にとまりました。

その穂を熱心に食べています。

 

 

 

同じく群れていた小鳥がいました。

シマキンパラです。

(Scaly-breasted Munia)

 

 

 

最初、キンパラ♀かと思いましたが…

全くの別種でした。

同じく雑草の穂を食べています。

枝や草が邪魔しますが…

折角のチャンスなので、頑張りました。

結果、この時だけの出会いでした。

一期一会なので、気が抜けません。

 

 

 

ハスの咲いている池に来ました。

葉の陰にシロハラクイナを見つけます。

撮影はできませんでしたが…

代わりに初見の野鳥を見つけました。

ムラサキサギです。

(Purple Heron)

 

 

 

雰囲気はアオサギに似ていました。

体の所々に橙〜褐色が混じります。

蒼灰色と混じると、紫色に見えました。

長い冠羽が特徴的です。

日本でも八重山列島に生息しているとか。

渡りの時期にも観察できるそうです。

 

因みに、アオサギ(Grey Heron)も見ました。

こちらは和名と英名に若干のズレがあります。

 

 

 

賑やかな囀りが聴こえてきました。

姿を探しますが、なかなか見つけられません。

建物の傍にあるロープにとまっていました。

鳴き声に比べて、とても小さいです。

オナガサイホウチョウでした。

(Common Tailorbird)

 

 

 

 

お尻が丸見えでしたが…

ピンと立てた尾羽が可愛いです。

雰囲気がミソサザイに似ていました。

同じ場所で一生懸命囀っています。

回り込み、緑色を背景に撮りました。

 

 

 

前回は木に隠れていましたが…

今回は目立つ場所での登場です。

明るい頭部や、頸部の縦斑を確認しました。

 

 

 

お昼を少し回った位の時間帯です。

昼食時間も惜しんで、散策しましたが…

空模様が怪しくなってきます。

 

燕らしき野鳥が湖の上空を飛んでいました。

低空を飛び回るため、諺を思い浮かべます。

『燕が低く飛ぶと雨が降る』

直に雨が降り出すかもしれません。

 

燕を撮影しようと、カメラを構えてみて…

自分の間違いに気付きました。

飛んでいたのは燕ではありません。

ルリオハチクイでした。

(Blue-tailed Bee-eater)

 

 

 

曇天では鮮やかな色は出ません。

初見の野鳥ですが、残念でした。

嘴には小虫を捕らえているようです。

フライングキャッチが上手でした。

 

 

 

この後、本格的に雨が降り出します。

雨具を出して、帰る事にしました。

まだまだ未踏の場所がありましたが…

またの楽しみとします。

 

 

 

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~旅行の小話⑤~

 

 

 

シンガポールにはユニークな建物があります。

今回注目したのは、室内の噴水でした。

ガラス張りの半球から、水が流れ落ちます。

水の勢いに応じて、流れには緩急がありました。

 

 

 

 

 

場所はマリーナ ベイ サンズの地下です。

『レイン・オルクス』という名称でした。

噴水というか、滝のイメージです。

 

室内の噴水は、風水的に良いのだとか…

管理が大変そうですが、とても綺麗でした。

 

 

 

地上からは見下ろす事が出来ます。

渦を巻きながら中央に流れ落ちていました。

水はパイプから随時供給されます。

 

 

 

この噴水のショーは定期的に行われました。

長時間流れ続けるわけではありませんが…

思わず魅入ってしまいます。

 

シンガポールは見所が多く、回りきれません。