今季も発見(メジロガモ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

1月下旬の事です。

市内の池で探鳥しました。

 

 

 

白鳥やカモ類を沢山観察します。

多くの人々が餌をあげていました。

数少ない、冬場の観光スポットです。

 

 

 

 

1人のCMに声をかけられました。

 

「メジロガモを見ましたか?」

 

昨年、観察したきりの珍ガモです。

今年も来ているのでしょうか?

少し気合を入れて水面を捜索します。

 

 

 

双眼鏡を手に、池を半周回った頃でした。

中央にそれらしきカモを見つけます。

何度か潜水しますが、姿を確認しました。

間違いありません、メジロガモです。

(※:交雑種の可能性高いです)

 

 

 

 

昨シーズンと同じ個体でしょうか?

似ていると言えば似ていますが…

個体識別できる特徴は乏しそうです。

(※:嘴と脇に相違点がありました)

 

 

令和5年11月撮影

 

 

 

他のカモのように餌に群がりません。

池の中央で寛いでいました。

白い下尾筒がハッキリと写ります。

 

 

 

 

今回も単独での登場でした。

毎年飛来しているのかもしれません。

この池で探鳥する楽しみが増えました。

 

 

 

 

雲間から陽光が射し込みます。

赤褐色の頭部が光沢を帯びました。

明るい場所では印象が異なります。

 

 

 

 

先程のCMに教えようとしましたが…

既に帰ってしまったようでした。

 

 

 

割と頻繁に水中に潜ります。

潜水採餌の得意なカモでした。

 

最も接近したのは20m程です。

蓮の茎がない場所で狙いました。

 

 

 

 

嘴の黒斑が広いため、交雑種が疑われました。

最も頻度の高い交雑相手はホシハジロです。

他にはアカハジロ等もあるようですが…

特徴からはメジロガモ×ホシハジロっぽいです。

メジロガモ純種だと妄信していましたが…

まだまだ修行が必要ですね。

 

 

 

今季も珍しいカモ類が来てくれました。

この池、まだポテンシャルを秘めていそうです。

 

実はもう1種、個人的に珍しい種が。

…次回に続きます。