疑似交尾(オナガガモ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

1月下旬の事です。

市内の白鳥が飛来する池を訪れました。

集まる水鳥達を観察します。

天気の良い日曜日でした。

池には多くの家族連れが来訪します。

 

 

白鳥達は池に滞在していました。

平日の日中は周辺の田圃に移動しますが…

餌を貰える事を知っているのでしょう。

 

 

 

普段と異なる点がありました。

オナガガモの番を数組見つけます。

毎年だと1組居るか否かでしたが…

何が影響しているのでしょう?

 

 

 

 

天気などで写り方も異なります。

陽が出ると、暖かな印象でした。

♀も優しげな顔立ちに見えます。

 

 

 

 

目の前で交尾を始めました。

まず、♀が水面下に身を沈めます。

そこに♂が乗っかりました。

♂は♀の頭を嘴で押さえ、体を震わせます。

 

 

 

 

10秒程の交尾を終えた後は…

♂が大きく体を反らせます。

「この♀とカップルになったぞー!」

そんな仕草に見えました。

 

 

 

ふと、不思議に思います。

交尾はしても、繁殖は北の地のはず…

産卵までに時間がかかるのでしょうか?

 

 

調べると、冬季の交尾は練習のようでした。

疑似交尾と呼ばれています。

繁殖地に移動してからが本番なのだとか。

相性の良い相手を探しているのカモ。

 

 

 

白鳥達も数多く観察しました。

市の観測では600羽が飛来したそうです。

殆どがオオハクチョウでした。

まだ灰色の若鳥達も沢山います。

車道にも出て来てしまいました。

 

 

 

 

こちらの様子を伺っています。

どうやら、隣の池に行きたい様子でした。

私が邪魔で渡れないようです。

後方に下がると、歩き始めました。

無事、歩いて移動を終えます。

 

 

 

 

市民に広く認知されている池です。

車道でもスピードを出す車はいません。

交通事故に注意しつつ、観察しました。