12月下旬の事でした。
陽が昇っても雲に隠れてしまいます。
薄暗い中、公園を散策しました。
日中ですが、陽が陰っています。
積もった雪はほぼ消えていました。
まだ少雪のため、融けるのも早いです。
小川に面した道を歩きました。
川床に動く黄色を見つけます。
キセキレイでした。
川はとても浅いです。
鳥が歩き回るのに支障はありません。
小さな滝の際でも採餌していました。
飛べるため、怖いもの無しです。
坂道を登ります。
ちょっとした広場に出ました。
周囲を木々に囲まれた場所です。
「チッ、チッ」
ホオジロに似た鳴き声がしました。
声のする方向を凝視します。
肉眼ではわかりません。
双眼鏡で確認し、カメラを構えます。
下の画面に声の主が写り込みました。
画面左側の中段に居ます。
クロジ♂でした。
ホオジロ科の鳥です。
ここでは少し珍しい存在でした。
その上、薄暗い場所を好みます。
撮影難易度の高い野鳥でした。
小さな植物の種を食べています。
忙しなく動いていました。
この広場ではたまに小鳥を見かけます。
カワラヒワ、アオジ、ヤマガラ、アトリ…
彼等にとって貴重な食糧があるようです。
通えば、撮影機会があるかもしれません。
明るい場所であれば、尚良しですが。