雀の舌(スズメ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

11月中旬に入りました。

朝から寒い日が続いています。

厚手の上着を着こんで探鳥しました。

 

 

 

海に近い公園を歩きます。

紫色の実を食べるヒヨドリが居ました。

実はムラサキシキブでしょうか?

野鳥が食べるのを初めて見た気がします。

 

 

 

 

地面ではキジバトが採餌中でした。

散策路にまで出てきます。

走る人に驚いて、飛び去りました。

 

 

 

 

海に出ました。

青と赤の鳥をテトラポッドに見つけます。

イソヒヨドリ♂でした。

間隔を空けながら、数羽が佇んでいます。

 

 

 

 

背後の草むらが動きました。

スズメの群れです。

意外に多くの数が隠れていました。

 

 

 

 

明るい場所に出て来ました。

ふっくらと丸く、耐寒モードです。

 

 

 

 

鳴いた瞬間でした。

嘴からピンク色が現れます。

スズメの舌でした。

 

 

 

 

他の野鳥よりも短そうな舌でした。

用途に応じて形状が異なるそうです。

 

キツツキ類は細長い舌を持ちます。

木の中の餌を捕獲するためです。

メジロは舌の先が筆のように分かれます。

花の蜜などを舐めとるためです。

 

スズメの舌は何に便利なのでしょうね。

 

 

 

にゃー  にゃー  にゃー  にゃー  にゃー

 

 

 

~おまけ~

 

 

 

御伽噺の『舌切り雀』を思い出します。

幼少時、雀が糊を食べるのか不思議でした。

米粒から糊を作れる事を知らなかったからです。

 

ついでに…

化け猫が行灯の油を舐めるのも不思議でした。

灯油や石油を舐めている勘違いしたからです。

当時の油が、鰯などの魚油と知りませんでした。

 

 

様々な道具が何から作られるのか。

昔の人の知恵や工夫は勉強になります。