乗鞍岳を登る(     ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

9月6日(金)、乗鞍岳に登りました。

今回は備忘録も兼ねて、旅程を記します。

結果、画像と文章が多めになりました。

 

 

 

長野県側からアクセスします。

乗鞍観光センターからバスに乗りました。

僅差で6時の始発に乗り遅れてしまいます。

時間潰しがてら、周辺を散策しました。

コガラ、ゴジュウカラ、ホオジロを見ます。

掲載に足る写真は撮れませんでしたが。

 

 

 

7時のバスに乗り込みました。

バスの乗客は30人程です。

混雑を避けたくて、平日を選びました。

50分程をバスに揺られます。

岐阜県側が不通だとアナウンスされました。

通常よりも登山者が少ない日のようです。

 

 

 

8時頃、畳平バスターミナルに着きました。

標高は2702mになります。

気温は9℃、気持ち良く晴れていました。

薄手の長袖を2枚準備したのは正解で…

状況に応じて脱ぎ着します。

ただ、日焼け止めを忘れた事が失敗で…

後日、焼けた肌に困りました。

 

 

 

まずは、一番近い場所に登ります。

魔王岳でした。

片道15分とあります。

準備運動には丁度良さそうでした。

途中、ホシガラスを何度も見かけます。

撮影しながら、ノンビリと登りました。

 

 

 

魔王岳の山頂から北側を望みます。

岐阜県に通じる道路が見えました。

朝日に照らされ、景色も美しいです。

 

 

 

 

更に恵比寿岳に向かう道がありましたが…

人気がないため、来た道を戻る事に。

岩肌に、茶色い生き物を見つけました。

カヤクグリです。

1羽…、2羽を確認しました。

 

 

 

 

登山道には、様々な植物が生えています。

綺麗な花や可愛い実を楽しめました。

コケモモの実が、とても美味しそうです。

実は食べられるらしい事を知りました。

もちろん、高山植物の採取は厳禁ですが。

 

 

 

 

魔王岳から畳平を眺めました。

左側が食堂&売店、右側が宿泊施設です。

中央右側の、屋根が茶色い建物は神社でした。

乗鞍本宮中ノ宮です。

 

 

 

 

建物の周囲をイワツバメが飛びます。

立山の室堂バスターミナルと同じ光景でした。

巣立ち間近のイワツバメの雛を見つけます。

何故か、どの巣も1羽だけでした。

 

 

 

餌の事情で1羽しか育てられないとか?

…恐らくは、既に巣立った後なのでしょう。

たまたま1羽だったのだと思います。

 


 

乗鞍本宮中ノ宮をお参りしました。

社務所で御朱印&御朱印帳を頂きます。

御朱印は2種類でした。

中ノ宮と本宮登拝の両方を頂きます。

本宮は乗鞍岳剣ヶ峰の頂上にありました。

 

剣ヶ峰まで登るか否か迷いましたが…

御朱印も頂いたので、登頂を決意します。

ただ、片道45分だと勘違いしていました。

正しくは、片道90分です。

 

 

 

想像よりも長い道のりでしたが…

ホシガラスが何度も現れるため、飽きません。

飛翔するルートも見つけました。

待ち構えて、飛翔シーンも撮影します。

そのように、休み休み登ったからでしょう。

登山中、辛さは全くありませんでした。

 

 

 

コマクサを見つめるホシガラス。

とても近くまで来てくれる事もあります。

 

 

 

 

猛禽類も見つけました。

画像はノスリですが、サシバも見つけます。

 

 

 

 

ハイマツに潜んでいたツキノワグマ。

何事もなく、無事に済んでよかったです。

 

 

 

 

剣ヶ峰の頂上に着きました。

西の方角を望むと権現池が見えます。

池の雲が下に広がる、不思議な光景でした。

 

 

 

 

頂上には沢山の人が休憩しています。

それ程広くはないため、密な場所でした。

まずは神社を参拝します。

無人なのか、シャッターが下りていました。

 

 

次に、記念撮影を試みます。

混み合いますが、譲り合っていました。

標識を入れて、南側を写します。

2702mから3026mに到達しました。

標高差は324mになります。

左奥に見えるのは、御嶽山でした。

 

 

 

 

今回の目的はホシガラスです。

予想外な事に、早々に目的を達成しました。

登山は予定外なので、お昼を準備していません。

本当は、食堂で食べるつもりでしたが…

 

結果、カメラバッグの常備食料で済ませました。

クラッカーと栄養ゼリーが役に立ちます。

山の頂では、口にする物全てが御馳走でした。

 

 

 

帰り道は、サクサク進みます。

心配していたクマも居なくなっていました。

特に大事にもなっていなかったようです。

 

 

 

バスターミナルの手前で小鳥を見つけます。

茂みの中をちょこまかと動いていました。

休憩がてらに腰を下ろし、姿を待ちます。

ルリビタキの♀タイプでした。

 

 

 

折角なので、近くに来て欲しかったですが…

ホシガラス程には警戒心は低くありません。

観察出来ただけでもラッキーでした。

 

 

 

畳平バスターミナルに着きました。

時間は14時を回ったくらいです。

帰りの便は1時間に1本の頻度でした。

もう少しだけ、畳平の周辺を散策します。

高山植物と岩場を回れる遊歩道を歩きました。

 

 

ライチョウを探してみますが…

都合良く、現れてはくれませんでした。

1度だけ、イワヒバリらしき姿を目にします。

カヤクグリよりも淡い色をしていました。

あっという間に飛び去ってしまいます。

 

 

 

高山植物も多くは咲き終わっていました。

チングルマの綿毛を見つけます。

今年6月、北海道旭岳で見て以来でした。

風に揺られる姿は、不思議です。

海中なイソギンチャクを連想しました。

 

 

 

 

小腹が空いたので、飲食店に立ち寄ります。

ソフトクリームを探しましたが…

残念ながら売り切れでした。

かわりに、イカ五平を頼みます。

イカの形をした練り物でした。

 

 

 

 

 

15時過ぎのバスに乗り、乗鞍の麓へ。

この後、予約した宿に車で向かいました。

昼食がアレでしたので、夕飯が楽しみです。

乗鞍岳を満喫しました。

 

 

次回は、山に宿泊してみたいです。

星空を眺める事が出来たら、綺麗でしょうね。

 

 

 

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〜おまけ〜

 

 

 

乗鞍から松本市街へはほぼ一本道です。

上高地に向かう道も、ほとんど同じでした。

古くて狭いトンネルを幾つも潜ります。

大型バスやトラックも対向車となりました。

すれ違う度にヒヤヒヤします。

 

 

 

…と、トンネル内で前の車が止まりました。

かなり先まで、車が詰まっているようです。

いつの間にか、対向車も来なくなりました。

 

 

今までに経験した事がない状況です。

交通渋滞か事故の影響だと思いました。

後に、車同士の衝突事故だったと知ります。

1時間以上、トンネル内に留まりました。

幸い、宿には連絡出来ましたが…

 

 

情報の無いまま、狭いトンネル内に残る。。。

かなり怖い体験でした。