よくよく見ると(ウミネコ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

8月18日の事でした。

浜辺で多くのシギチ達を観察します。 

そんな中、悲しい発見がありました。

 

 

 

1羽のウミネコが飛んで来ます。

嘴には魚を咥えていました。

 

 

 

 

他の1羽から追いかけられますが…

無事に躱して、着陸しました。

魚の種類が気になり、観察を続けます。

 

 

 

 

姿はカワハギっぽいのですが…

ギザギザとしたヒレがあります。

ヒイラギにして黒ずんでいました。

白と黒の縞模様っぽく見えます。

イシダイでしょうか?

 

 

 

 

当初、魚に注目していました。

歩き方で、もっと重要な事に気付きます。

よくよく見ると…

ウミネコは、右足の先を失っていました。

 

 

 

 

最近、ウミネコの数が増えています。

県北での繁殖を終え、南下しているのかも。

負傷したウミネコを見る機会も増えました。

 

 

このウミネコの負傷の理由は分かりません。

よく見ると、左足には釣り糸らしきモノが…

人間のせいで負傷したのなら、悲しいです。

 

 

 

海辺には釣り針などが落ちている事があります。

もちろん、毎回見つけるわけではありません。

しかし、夏休みは釣り人や海水浴客が多くて…

沢山の方々が海を楽しんだのだと思います。

…ゴミも増えてしまいました。



捨ててはいけませんし、放置してもいけません。

野鳥だけではなく、人間も怪我してしまいます。

可能な限り、回収はしていますが…

釣りを楽しむ方々には、徹底して欲しいです。

 

楽しい思い出と共に、ゴミも持ち帰って下さい。

 

 

 

最近回収した釣り具の一部。