今季のニンジンさん(ミヤコドリ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

4月21日の事です。

この日もシギチを探しに、海へ行きました。

 

 

 

珍しい事に、浜辺には先客がいます。

超望遠レンズを持つ、女性のCMでした。

市内には野鳥撮影者が少ないです。

ある意味では、貴重な発見でした。

 

 

 

レンズの先にはカワセミがいるようです。

邪魔をしないように、遠回りした時でした。

鳴き声とともに1羽の鳥が視界を横切ります。

嘴を見て、慌ててカメラを構えました。

ミヤコドリです。

 

 

 

 

今季の初確認でした。

あっという間に飛び去ってしまいます。

向かった先には休息ポイントがありました。

期待を込めて、そちらに移動してみます。

 

 

 

途中、オオソリハシシギを見つけました。

先日見つけた個体に違いありません。

1羽で、忙しそうに餌を探していました。

 

 

 

 

海辺の葦原には、ノビタキを見つけます。

なかなか出て来てくれません。

葦の間から撮影しました。

 

 

 

 

ボート置き場には、ヒバリがいました。

今日も春を告げる囀りが美しいです。

 

 

 

 

肝心のミヤコドリを見つけました。

浅瀬に浸かりながら、羽繕いをしています。

やはり、1羽での来訪のようでした。

市内では、群れで観察した事はありません。

比較的、稀な旅鳥です。

 

 

 

 

細長い、ニンジン色の嘴でした。

二枚貝を抉じ開けるのに便利なのだとか。

 

 

 

 

この浜辺では大型のハマグリが獲れます。

長旅に備えて、栄養補給は重要です。

しばらく滞在してくれると嬉しいのですが…