シンガポール探鳥記④(ルリノドハチクイ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

3月上旬、シンガポールを旅行しました。

パシール・リス公園を散策します。

 

 

 

マングローブ林を含む、広大な公園でした。

林の中から様々な鳴き声が聴こえます。 

普段は、鳴き声も識別の参考になりますが…

日本での経験が、ここでは通用しません。

 

 

 

何かの鳴き声を頼りに木々を観察します。

たまたま、カラフルな鳩を見つけました。

数羽が木の枝に休んでいます。

一見すると日本のアオバトに似ていました。

コアオバトです。

(Pink-necked Green Pigeon)

 

 

 

胸が燈色なのは♂なのだそうです。

よく見ると、首が淡い桃色でした。

英名の由来については頷けます。

 

 

 

因みに、近似種にチビアオバトがいます。
こちらの英名はLittle Green Pigeonです。
「小さな緑の鳩」…非常に紛らわしいです。
 
 
 
野鳥の姿を求めて公園内を彷徨いました。
バードウォッチングタワーを見つけます。
3階建てビルくらいの高さでした。
折角なので、登ってみる事にします。
 

 

 

 

タワーは高いのですが、周囲の木々も高いです。

鳥見には向かないかな、と思っていると…

遠くに、尾の長い鳥が飛ぶのを見つけました。

先程から、頭上を飛ぶので気になっていた鳥です。

枯れ枝に止まってくれたので、撮影出来ました。

ルリノドハチクイです。

(Blue-throated Bee-eater)

 

 

 

 

とてもカラフルで、美しい鳥でした。

肉眼ではその色合いを確認できません。

ミラーレス一眼を持参して良かったです。

 

数羽が集まってきました。

中には、嘴に蜂を捕えた個体もいます。

その名の通り、Bee-eater(蜂食い)でした。

観察が出来たのも、このタワーのお陰です。

 

 

 

 

中学生くらいの子供達が登ってきます。

皆、制服なので課外授業なのでしょう。

私が撮影している鳥に興味を示しました。

目を凝らしますが、肉眼では困難です。

撮った画像を見せてあげました。

皆、笑顔で感想を語り合っています。

私の語学力では、内容は分かりませんが^^;

 

 

 

学生さん達と別れて、尚も園内を歩きます。

野鳥以外の動物にも出会いました。

遊歩道の脇で、ガサガサと大きな音がします。

バナナリス(Plantain Squirrel)でした。

 

 

 

 

日本で見た事のあるタイワンリスに似てます。

脇に白色と黒色の線がありました。

英名のPlantainとは、調理用バナナの事です。

「果物を食べるリス」という意味なのでしょう。

実際に、バナナが好物のようです。

 

 

 

 

近くにいた親子連れが、リスに気付きます。

母親がリスを指さして、子供に教えていました。

 

「Squirrel!(スクワール!)」

 

当時の私はリスの英単語を知りません。

「スクルージ!」と聴こえてしまいました。

咄嗟に頭に浮かぶのはディズニーのキャラです。

ドナルドダッグの伯父さんの名前でした。

 

正確なリスニングとスピーキングは大切ですね。

 

 

 

ねずみ  ハムスター  ねずみ  ハムスター  ねずみ

 

 

 

~旅行の小話④~

 

 

 

Pasir Ris Parkでは幾つかの案内板を見つけます。

この案内板は野鳥の紹介が中心でした。

右側の黄色い鳥と青い鳥が気になります。

 

 

 

 

他には、マングローブの成り立ちや役割、

環境保全の大切さを説く案内板もありました。

学生が課外授業として周るには良い場所です。

 

 

 

公園でのマナーについても掲示がありました。

基本的にこの国も日本と同じのようです。

 

 

 

歴史的にも多くの文化が混在するシンガポール。

きちんとルールを決めて守っているようです。