ルージュを引いた(クイナ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

2月下旬、手賀沼を散策しました。

葦原や水辺に生息する野鳥を観察します。

 

 

 

見かける頻度が多いのはオオバンでした。 

オオバンは我孫子市の『市の鳥』です。

トンネルの壁などに絵が描かれていました。

それほどに身近な存在なのでしょう。

 

 

 

 

沼の岸辺には、カワウの姿もありました。

この時期は、婚姻色の個体が多いです。

黒のスーツに白いハンカチで着飾っていました。

嘴はネクタイ、瞳はタイピンに見える……かも?

まるで、お洒落をしているようです。


 

 

 

沼地の奥から、クイナが登場しました。

先程のオオバンもクイナの仲間です。

私にとっては珍しい野鳥でした。

赤い口紅を引いたような嘴をしています。

神経質そうに、隠れながら歩いていました。

 

 

 

 

撮影しやすい位置に移動した時です。

鳴き声と共に、キジが飛び出しました。

近くに隠れていたようです。

カワウやクイナ以上に着飾った身なりでした。

さすがは日本の国鳥です。

 

 

 

 

その間、クイナはマイペースで歩いていました。

距離もあるため、肉眼だと見逃しそうです。

目を離すと、木杭や枯草に隠れてしまいました。

泥の中から、食べ物を探しているようです。

 

 

 

 

特筆すべきイベントもなく、歩き去りました。

それでも、地元にいない野鳥なので貴重です。