森の忍者(ミゾゴイ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

2月下旬、都内で探鳥しました(投稿4回目)。 

大きな公園で、様々な種を観察します。



散策路でCMの集団を見つけました。

皆、一点に向けてレンズを向けています。

対象が見えないのか、左右に移動していました。

私も交じらせてもらいます。

木や葉の隙間から、その姿を覗きました。

ミゾゴイです。

 

 


私にとって初見の野鳥です。

生息数が少なく、稀にしか観察できません。

話によると、2000羽に満たないのだとか。

滞在場所を知り、目的の1つとなりました。


『森の忍者』とも呼ばれる存在です。

なかなか茂みから出て来ません。

一旦、公園散策に戻る事にしました。

初めての公園なので、色々と見て回ります。



再び、元の場所を訪れると…

20人は超えるCMが居ました。

ミゾゴイが明るい場所に出て来たようです。

もちろん、私も端っこから参加しました。




時刻は11時を過ぎた頃です。

真上から光が射し込みました。 

残念ながら、逆光気味です。

諦める方が多いため、スペースが空きました。

有り難く利用させてもらいます。

 

 


時折、ゆっくりと移動します。

進行方向を推測して、先回りしてみました。

なかなか思い描く場所には来てくれません。

「今日は出ている方だな」

地元の方らしき方々の話し声が耳に入ります。

毎日訪問している猛者もいるようでした。



近くで毛繕いを始めました。

嘴に付着する羽毛の一部が柔かそうです。

入念に手入れをしていました。

 

 


少しだけ、羽の模様が覗けました。

茶色を中心に、黒色や肌色が混じります。

ヤマシギに似ていると感じました。

 



昨年末から滞在中との事です。

なかなか姿を見せない日もあるのだとか。

「4回目にしてようやく会えた」

そう話す方もいました。

初回に会えた私は幸運です。

 



丸1日を探索する覚悟で臨んだ鳥見でした。

葉陰から撮影する事も多かったのですが…

無事に観察を終える事が出来ました。