2月中旬の事です。
長野県北部で探鳥をしました。
家族連れで賑わう公園を歩きます。
お昼を過ぎた時間帯でした。
地面で採餌するツグミを見つけます。
人が居ない場所を移動していました。
私も人気の少ない場所で撮影します。
高い位置の枝にはシメがいました。
その下では、子供達が走り回ります。
昼時の公園は、居場所が無さそうでした。
シジュウカラの姿が多いのですが…
数羽だけアトリを見つけました。
♂は既に夏羽に換羽しています。
「もう冬は終わりだよ」
そう訴えかけているのかもしれません。
賑やかな公園から移動しました。
山側にある別の公園を歩きます。
先程よりも人が少ない公園でした。
涼しげな囀りが聴こえます。
ミソサザイを彷彿とさせました。
声のする方向を探してみると、意外な声の主です。
最初は、後ろ姿での確認でした。
囀りの主はキバシリです。
長く囀るのを聴くのは初めてでした。
囀りの後、樹の幹を登り始めます。
樹皮に隠れる小虫を探していました。
細長い嘴で、餌を穿り当てます。
開けた場所なので、観察には好条件でした。
帰宅後、図鑑で再確認します。
キバシリの囀りの記述がありました。
歌い出しはミソサザイに似るそうです。
現場で感じた事が、また1つ知識になりました。