冬場の餌を大切に(トラツグミ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

1月中旬の事です。

積雪した自然公園を散策しました。

因みに、積雪量は踝の上程度です。

歩くのに大きな支障はありません。



積雪時こそ、意外にも野鳥に出会います。

前回はアトリの群れを見つけました。

この日も期待しましたが…、居ません。

僅かに露出する地面は、静かでした。



常緑樹から雪がおちます。

視線を向けると、茶色い鳥がいました。

静かに佇み、鳴き声はありません。

トラツグミです。

 



しばらく此方の様子を伺っていましたが…

静かに、茂みの奥に姿を消します。

他の場所を探す事にしました。



ヒノキの樹の上方が賑やかになります。

カメラで確認すると、マヒワの群れでした。

競うように、実を啄んでいます。




隣のヒノキにも沢山のマヒワが居ました。

時折、何かに驚いて飛び去ります。

暫くすると、再び戻ってきて食べ始めます。

 


ここでは、先月にオオタカを目撃しました。

再会を期待しましたが、不在のようです。

落雪に驚いているだけのようでした。



慎ましやかに、木を突く音が聴こえます。

コゲラでした。

少しだけ雪を被った木で、餌を探します。

既に穴が空けられていました。

コゲラよりも先に何者かが来ていたのかも。

アカゲラやアオゲラを見かける事もあります。

 

 


数羽だけ、アトリも見つけました。

餌を探して、移動しているのでしょう。


 


1時間に満たない散策でしたが、寒いです。

小雪も降り始めました。

駐車場への帰り道を急ぐ道中での事です。

トラツグミの発見場所を再確認しました。


 


同じ常緑樹に、再び見つけます。

サカキの実を食べているようでした。

ゆっくり、1つずつ、丁寧に啄んでいます。

冬場の餌を大切にしているようでした。