新旧の「みやこどり」(ユリカモメ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

11月11日、三重県に立ち寄りました。

ミヤコドリを観察した海岸での事です。

 

 

到着早々に見つけたのは、イソシギでした。

葦原の中に密かに隠れているのを見つけます。

やや迷惑そうに、顔を上げてくれました。

 

 

 

浅瀬では、カモ類の姿を見つけました。

意外だったのは、オナガガモです。

今までに淡水でしか見かけた事がありません。

海辺でも過ごすのだと知りました。

一羽だけ、ハシビロガモ♀が交じっています。

 

 

 

そのハシビロガモも複数見かけました。

3羽で小さな円を描いて採餌しています。

近くで見ると、ちょっとだけ目が怖いです。

 

 

 

ミヤコドリよりも数が多い鳥がいました。

ユリカモメです。

工業地帯を背景に、群れ飛んでいました。

 

 

 

地元ではウミネコの数が圧倒的に多いです。

この数のユリカモメは初めてかもしれません。

皆、綺麗に冬羽に換わっていました。

 

 

 

何度も集団で飛び上がっていました。

猛禽が来たわけではありません。

傍のミヤコドリ達はマイペースで採餌しています。

ユリカモメは憶病な鳥なのかもしれません。

 

 

 

日本の古典文学に「都鳥」が登場します。

それはミヤコドリの事ではなく、ユリカモメの事を指すのだそうです。

 

新旧(?)の「都鳥」を観察しました。

 

 

【この地で観察した野鳥】(順不同)

 

イソシギ、ミヤコドリ、ユリカモメ、

セグロカモメ、カワウ、ハシビロガモ、

オナガガモ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、

ハシブトガラス、ハシボソガラス、スズメ、

ミサゴ、ハクセキレイ、ドバト、カルガモ、

カワアイサ、ジョウビタキ

 

計19種