なかなかに太々しい(オオセグロカモメ) | その日ばかりの野鳥観察

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山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

9月24日の事です。

市内の海岸へ野鳥散策に来ました。

 

 

時刻は16時頃です。

休日ですが、釣り人が少ない時間帯でした。

引き潮でもあるので、期待しながら探します。

 

 

波打ち際でカラスを見つけました。

いつものハシボソガラスかと思いきや…

遠目ですが、ホッピングしているのに気付きます。

ハシブトガラスでした。

嘴だけでなく、歩き方や鳴き声でも判別が可能です。

 

 

 

砂地には、メダイチドリがいました。

この日も全部で10羽と、数多く見かけます。

トウネンも1羽だけ交っていました。

一斉に飛び立ち、防波堤に移動します。

 

 

 

そんな浜辺に、1羽のカモメ類を見つけます。

いつものウミネコではありません。

オオセグロカモメ(第一回冬羽)でした。

 

 

 

こちらを気にする事無く、悠々と羽繕いをします。

まだら模様の翼が特徴的でした。

 

 

 

オオセグロカモメとセグロカモメは判別に迷います。

カモメ識別図鑑を見て判断しました。

オオセグロカモメは、セグロカモメに比べて褐色味が強いそうです。

翼の模様が不均一なのも特徴なのだそうですが…

個体差が大きいので、誤っているかもしれません。

 

 

 

このカモメは、単独で過ごしていました。

怪我をしている様子はありません。

人間を恐れる様子もありません。

 

結局、散策を終えるまで、ずっと佇んでいました。

ウミネコに比べて、丸っこいフォルムです。

なかなかに太々(ふてぶて)しいと思いました。