緑色の獲物(チョウゲンボウ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

8月下旬の事です。

夕方、海岸を散策しました。



メマツヨイグサに、小鳥がとまります。

カワラヒワでした。

いつも数羽で群れています。

20羽以上が潜んでいた事もありました。

幼鳥の比率が高い気がします。

 

 


遠くに、チョウゲンボウの姿を見つけました。

草地の上を、低空でホバリングしています。

狩りをしているようでした。


 


パッと急降下して、そのまま着地します。

何かを貪っていました。

遠くでしたが、緑色の棒のような獲物です。

恐らくはショウリョウバッタでしょう。

 



1分程をかけて食べ終わります。

満足気に見えましたが、再びホバリングへ…

そのまま狩りを続けていました。

 



ショウリョウバッタ(精霊飛蝗) は、ショウジョウバッタの別名を持ちます。

私はショウジョウバッタの方が馴染み深いですが…


Wikipediaによると、日本のバッタでは最大種で、8月の旧盆頃から姿を見せ、その形が精霊流しの精霊船に似る事から名前がついたのだとか。


なるほど、名前の由来に納得しました。

ただ、チョウゲンボウにとってはショウリョウ(少量)だったようです。