小さくても成鳥(トウネン) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

今回は、トウネン(当年)の紹介になります。

今年生まれたばかりで小さい事が名前の由来です。


 

5月31日、海岸を散策した時の事でした。

20日程前に確認したトウネンと再会します。

同じく2羽なので、同じ個体かもしれません。

 

 

 

漂着物の周囲を歩いて回ります。

嘴を砂で汚しながら、採餌していました。

砂中の小さな生物を探しているのでしょう。

トビムシやミミズ等を探していました。

「微生物の膜」も食べると聞いた事があります。

バイオフィルムと呼ぶそうです。

 

 

 

仲良く2羽で過ごしていますが…

北に向かわなくても良いのでしょうか?

繁殖は亜寒帯のツンドラ地帯で5~7月頃だとか。

繁殖の時期を逃してしまった気がします。

 

 

 

野鳥の世界でも、少子化が進行中なのかも。

人間世界とは全く事情が異なるでしょうが。。。

いい加減な想像をしつつ、撮影していました。


 

 

トウネン夏羽は赤味が混じり、鮮やかです。

冬羽は冬羽で、儚げな印象があります。

毎年の春と秋、どちらも立ち寄ってくれます。

昨年は8月頃から確認できました。

今年も、どんな種が来てくれるのか楽しみです。

 

 

トウネン冬羽(2021年9月撮影)