給餌の邪魔に(アカゲラ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

前回の続きです。

 

5月28日、松之山大探鳥会に参加しました。

探鳥会に参加後も、独りで鳥見を続けます。

美しいブナ林を散策しました。

「美人林」と呼ばれる、有名な観光地です。

 

 

 

 

林の中から「キョッキョッキョッ」という声が。

アカゲラの鳴き声でした。

緑の中で沢山の虫を咥えた姿を見つけます。

 

 

 

子育ての真っ最中なのでしょう。

忙しそうに飛び回っていました。

同じ場所を何度も行き来しています。

 

 

 

撮影位置を模索していた時の事です。

突然、上から質量のあるモノが落ちて来ました。

最初は、折れた枝かと思っていました。

しかし、なにやらニョロニョロと動きがあります。

蛇(アオダイショウ?)でした。

 

 

何故、上から落ちてきたのかは不明ですが…

マムシでなくて良かったです。

真下に居たらと思うと、ゾッとしました。

 

 

蛇は樹上にある鳥の巣を襲う事があります。

幸いにもと言うべきか、腹部は膨らんでいません。

…どうしても、野鳥側の目で見てしまいます。

 

 

アカゲラは、なおも鳴き続けていました。

暫くして、様子がおかしい事に気付きます。

私の周囲から、ほとんど離れません。

 

 

 

ある事に思い当たり、周囲を確認します。

近くの枯れ木に、思った通りの穴がありました。

そこから離れて、改めて確認すると…

穴から顔を出すアカゲラ幼鳥を見つけました。

 

 

 

アカゲラの巣です。

私が居たので、給餌を邪魔してしまいました。

もしかして、威嚇されていたのかもしれません。

さらに距離をとって見守ると…

無事、給餌シーンを確認できました。

心の中で謝罪します。

 

 

 

傍に野鳥が来るとカメラを向けてしまいますが…

近過ぎたり、奇妙な行動をとる時があります。

春から夏は子育て時期なので、注意が必要です。

 

…邪魔してしまった私が、偉そうに言えませんが。