白い実を啄む(アカゲラ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

5月21日、戸隠を散策しました(記録2回目)。

コルリが目的でしたが、ここは野鳥の宝庫です。

沢山の種類を観察できました。

 

 

入り口では、キセキレイ♂を見つけます。

嘴に大量の餌を咥えていました。

雛鳥に給餌しているのでしょう。

近くに巣があるのかもしれません。

 

 

 

帰る直前にも、同じ場所で出会いました。

こちらはキセキレイ♀のようです。

♂と♀で給餌に勤しんでいるようでした。

 

 

 

散策路を歩く中、とある巣を見つけます。

運良く、親鳥が帰ってきたタイミングでした。

太い枝と蔦の間に、お椀上の巣が作られています。

巣の主は、カワラヒワでした。

餌を運んでいないため、卵が孵る前のようです。

 

 

 

戸隠には様々な野鳥が生息していますが…

必ずと言っていいほどアカゲラに会います。

この日も、何度もアカゲラを見かけました。

 

 

 

面白い場面に出くわします。

アカゲラが細い枝にぶら下がりました。

何やら、白い実を食べに来たようです。

 

 

 

自分の体重で、細い枝が揺れます。

それでも、上手に白い実を啄んでいました。

 

 

 

この白い実を調べてみました。

どうやら、ツタウルシの実のようです。

秋に結実しますが、翌春まで残っていたのでしょう。

冬山の貴重な食糧であったに違いません。

 

 

因みに、名前の通り「ウルシ」です。

非常に強い毒性を持つため、触ってはいけません。

ゴム手袋越しでも、被れるのだとか…

それを食べるアカゲラって、地味に凄いですね。