頭部の赤(オオアカゲラ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

5月28日の事です。

新潟県十日町市松之山に来ていました。

松之山大探鳥会に参加するためです。

今回が初参加となります。

 

 

当日、自宅を午前3時過ぎに出発します。

午前4:30が集合時間でした。

早朝ですが、参加者は60人を越えています。

小学生くらいの子供も参加していました。

3つのグループに分かれて探鳥を開始します。

 

 

集合場所では「キョロロロロ~」と鳴き声が…

アカショウビンの鳴き声でした。

皆で周囲を見回しますが、姿は見えません。

この探鳥会で出会えると良いのですが…

私は森林を散策する、須山コースを選びました。

因みに、参加者は28人です。

 

 

緑が繁る山の中を歩きます。

野鳥の声はしますが、見つけるのは困難でした。

ガイドの方は声だけで次々と種類を判別します。

エナガ、コサメビタキ、サンショウクイ…

時折、姿を見せる野鳥を観察しながら進みます。

 

 

少し開けた場所では、サシバを見つけました。

高い木の頂上に陣取っています。

 

 

 

離れた場所では、カラスが雛を育てていました。

ハシブトガラスのようです。

餌をねだる雛鳥の口が真っ赤でした。

 

 

 

山と川辺を歩き、民家の傍を通ります。

電線にニュウナイスズメ♂を見つけました。

近くの建造物で、営巣しているようです。

 

 

 

野鳥の解説を聞きながらの探鳥会でした。

この探鳥会に参加して、気付いた事があります。

目よりも耳で探す機会が多い事でした。

私は撮影から始めたので、やはり姿を探します。

しかし、探鳥会では声の聴き分けが中心でした。

カメラを構えていると進行の妨げになりそうです。

実際、集団の先頭と最後尾で距離が開きました。

ここでは、カメラよりも双眼鏡が活躍します。

 

 

3時間の探鳥を終え、全員が集合しました。

鳥合わせでは、全部で52種も確認されます。

声のみですがトラツグミやチゴモズもいました。

やはり、ベテランの方は凄いです。

 

 

松之山での探鳥時の注意点を繰り返し伺いました。

以前から観察マナーを守らない方々がいるとか…



ブッポウソウ等を求めて、県内外から人が来ます。

斯くいう私も、そのうちの1人です。

野鳥や地元に迷惑をかけないように注意する…

そんな当たり前の事を、続けていきたいです。

 

 

 カメラ  カメラ  カメラ  ヒヨコ  カメラ

 

 

松之山大探鳥会は無事に終わりました。

まだ午前8時前です。

参加できなかったコースで、単独探鳥をしました。

人気の観光地である美人林の中を散策します。

 

 

私と同じような考えの方々がいるかと思いきや…

人をほとんど見かけませんでした。

おかげで、ゆっくりと散策できます。

 

 

林の中から、ひと際大きな鳴き声がしました。

樹の陰から出てきたのは、オオアカゲラ♀です。

 

 

 

鳴き交わしている相手も居ましたが…

♂かと思いきや、こちらも♀でした。

縄張り争いでしょうか?

結局、理由は分からず終いでした。

 

 

 

しばらくすると、オオアカゲラ♂も発見します。

先程の♀2羽と何か関係があるのかもしれません。

 

 

 

成鳥♂は、♀よりも「頭部の赤」が広いです。

どのキツツキにも共通する特徴だと思っています。

幼鳥は各々の種ごとに異なるようですが…

 

 

初参加の探鳥会の後も、鳥見を楽しみました。

画像が多くなったため、後2回続きます。