ある日、雨の中、コマさんに出会った(コマドリ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

長野県の上高地で探鳥をしました。

1泊2日の旅の目的は、コマドリです。

 

 

朝から散策しますが、早々に雨に降られました。

準備したレインウェアが、非常に役に立ちます。

ですが、カメラまでは守ってくれません。

結局、折り畳み傘も使いました。

 

 

河童橋を越え、明神まで進みます。

途中、雨が小降りになりました。

そのタイミングで、囀りが聴こえます。

「ヒン、カラカラカラ~♪」

 

 

カメラを準備して、声の主の出現を待ちました。

何度か姿を現しますが、直ぐに隠れてしまいます。

…ですが、ここまで来て手ぶらでは帰れません。

待つこと40分、その時が訪れました。

 

 

 

念願のコマドリ♂です。

目線の高さの小枝に止まってくれました。

暗い場所だったので、SSと露出を調整します。

手ぶらは回避しますが、手振れとの戦いでした。

 

 

暫く撮影していると、後ろからも囀りがします。

別個体の登場でした。

 

 

 

嬉しいサンドイッチ状態を独りで堪能します。

少なくとも♂が3個体はいるようでした。

胸の黒い線が、♀との識別点なのだそうです。

 

 

 

前に。。後ろに。。

同じような写真ばかり、何十枚と撮影します。

 

 

 

因みに、SSは1/100~1/50に設定しました。

少しの間だけ、雨も上がってくれます。

雨が上がるタイミングで囀り出したみたいでした。

背景や角度、カメラ設定を変えつつ撮影します。

 

 

 

時間にして、20分程だったと思います。

再び、雨が本格的に振り出しました。

それと同時に、姿も囀りも消えてしまいます。

これが、コマドリとの最初の出逢いでした。

初日に目的が達成できて、嬉しかったです。

この後の散策中、顔が緩みっぱなしでした。

 

 

午前はそのように探鳥出来ました。

しかし、午後は雨ばかりです。

夕方、辛うじて見つけたのがオシドリでした。

 

 

 

元の画像が黒いので、明るさを修正しています。

♂の繁殖羽が、しっかりと確認できました。

こちらに気付くと、笹の茂みに隠れてしまいます。

これが、この日の最後の野鳥になりました。

 

 

16時頃になると、人の姿も少なくなります。

最終バスに乗る人、宿泊する人。

私も、宿に向かう事にしました。

 

 

無事、チェックインも済みました。

夕飯までには、まだ時間があります。

地ビールで、独り祝杯をあげる事にしました。

 

 

 

この日、雨の中で、コマドリに出会いました。