振り返ると、ヤツがいた(ハチジョウツグミ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

2月18日の事です。

良い天気に誘われて、鳥見に出かけました。

 

 

いつもの、市内の自然公園を散策します。

なかなか鳥の姿を見つける事が出来ません。

それでも、公園内は賑やかでした。

耳を澄ますと、様々な音が聴こえます。

 

 

「ピョー、ピョー、ピョー」

これは、アオゲラの鳴き声です。

まだ遠くにいるようなので、探せません。

 

「コツッ…、コツッ…」

ヤマガラの種子を突く音です。

コゲラっぽいですが、音の間隔で聞き分けます。

 

「ヒッ、ヒッ、ヒッ」

ジョウビタキらしき鳴き声もしました。

地元では、晩冬に姿を見せてくれる存在です。

 

 

野鳥散策は、耳でも楽しめます。

声を頼りにジョウビタキを探しましたが…

なかなか見つける事が出来ません。

諦めて、別の場所に行く事にします。

後ろを振り返ると…、ヤツがいました。

 

 

最初、逆光だったのでツグミと認識します。

回り込んで確認すると、ツグミではありません。

ツグミの特徴とは異なりました。

 

 

 

Googleレンズだとノハラツグミと出ます。

聞いた事のない名前にビックリしますが…

正体は、ハチジョウツグミでした。

 

 

久し振りに見たため、瞬時には識別できません。

シロハラとツグミの中間体のような印象でした。

 

 

 

以前に見た個体は、もっと明るい色でした。

ハチジョウツグミは個体差が大きいようです。

喉元が黒く、胸の赤い斑と明確に差がありました。

 

 

 

枯れた芝生だと、ツグミよりも探しにくいです。

地表に出てきたミミズなどを食べていました。

 

 

 

こちらは、同日に見つけたツグミです。

警戒心が強く、なかなか近付かせてくれません。

こちらの方が普通種なのですが…

 

 

 

同じ日に見つけた、シロハラ♀です。

背部や翼がハチジョウツグミに似ていました。

先程の個体が交雑種なのかと思ってしまいます。

 

 

 

この公園では、様々なツグミ類を観察できます。

そういえば、最近トラツグミを見かけません。

既に抜けてしまったのかもしれませんが…

しばらく、通って確認してみたくなります。