東京の近郊で(ヒクイナ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

2月中旬、東京への出張がありました。

その機会を利用して、鳥見を行ないます。

以前から気になっていた珍鳥が目的でした。

無事、ヒメハジロの観察が出来ました。

 

 

翌日のお昼過ぎの事です。

仕事も無事に終えて、時間が出来ました。

数年振りに、葛西臨海公園に向かう事にします。

昔、1度だけ訪れました。

東京駅から短時間で行ける探鳥地です。

電車に揺られて15分程で着いてしまいました。

上野公園もですが、都心の交通網は凄いですね。

乗り換えで駅構内を歩く時間の方が長く感じます。

 

 

天気の良い休日という事もあり、人出が多いです。

実は、あまり野鳥は期待していませんでした。

雪国に戻る前の、散歩くらいのつもりです。

 

 

ヒヨドリ、キジバト、カルガモetc.

普通種の野鳥さん達を見ながら、園内を歩きます。

途中、センダンを咥えたムクドリを撮りました。

やはり、生き物の行動を観察するのは楽しいです。

 

 

 

葦原の水辺で、カメラを構える男性がいました。

後方から覗かせてもらうと、動く影を見つけます。

ヒクイナでした。

 

 

 

初見&初撮りです。

公園の案内板に紹介されてはいましたが…

早朝しか出会えないと考えていたので、驚きです。

遠かったのですが、何とか上記画像を撮りました。

 

 

他の観察者と共に、静かに見守ります。

なかなか撮影できる場所に出てきてくれません。

その上、他の鳥に驚いて逃げ去ってしまいました。

犯人は、カルガモのペアです。

 

 

 

恨めしい気持ちでいっぱいですが、仕方ないです。

諦めて、園内の他の場所を散策しました。

ぐるっと一周した後、再び同じ場所に戻ります。

ベンチに座り、休憩しながら待ってみました。

 

 

すると、再びヒクイナが姿を現してくれます。

驚かさないよう、注意して観察しました。

 

 

 

下を向きながら、餌探しに集中しています。

短い尾羽を上げながら歩く姿がとても可愛い。。。

下尾筒は、白黒の縞模様でした。

 

 

 

観察場所は、葦や低木で隠れた沼地です。

ヒクイナにとって安心できる場所なのでしょう。

ただ、暗いので撮影には苦労しました。

 

 

 

割とゆっくりと観察できました。

散歩者に驚いて、素早く逃げ去ります。

気が付くと、10人程が集まっていました。

皆で、それぞれに感想を話し合います。

楽しい一時でした。