待ち時間にも、出会いが(ハイイロチュウヒ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

渡良瀬遊水地での探鳥記録です(4回目)。

 

 

一泊二日の初日の事でした。

夕方、コミミズクやハイイロチュウヒを待ちます。

同じ目的らしき方々が、20人以上いました。

14~16時を同じ場所で過ごします。

待ち時間にも、様々な鳥と出会いました。

 

 

目の前の沼に、水鳥が群れています。

カルガモ、カワウ、オカヨシガモ…

白っぽい鳥は、ミコアイサ♂だと思います。

よく見ると、ヒシクイもいました。

奥の水辺にはタゲリの姿も見え隠れします。

 

ヒシクイの群れ

 

 

時折、上空から水鳥が追加されます。

マガンやカワウでした。

カワウは、数え切れないくらいやって来ます。

 

マガンの群れ 

 

 

目的のハイイロチュウヒも見つけました。

最初はよくわからず、チュウヒと誤認します。

白っぽい♂のイメージで探していました。

会えたのは♀でした。

 

 

ハイイロチュウヒ♀(のはず)

 

拡大

 

 

初日、コミミズクは見つけられませんでした。

翌日のチャンスにかける事にします。

渡良瀬遊水地にはエントランスがあります。

その閉門時間を16時だと思っていました。

事前に下調べをしましたが、不十分で…

正しくは、駐車場の閉門時間が16時でした。

他の皆さんが帰り支度をしないので、おかしいとは思っていました。

 

 

リベンジとばかりに、翌日も探しました。

それでも、遠くに見つけるのみ…

しかも、♂には会えませんでした。

 

 

ハイイロチュウヒ♀(のはず)

 

拡大

 

 

二日目は、初日の失敗を繰り返しません。

16時以降も、日が暮れるまで残りました。

夕陽が綺麗です。

逆方向には、満月(の一歩手前)が昇りました。

逆光の中、猛禽類を見つけます。

もしやと期待しましたが、トビでした。

 

 

 

残念ながら、目的のコミミズクには発見できません。

ハイイロチュウヒ♀にだけは出会えました。

またいつか、訪問する時の楽しみにします。

 

 

🌇  🌇  🌇  🌇  🌇  

 

 

~おまけ~

 

 

コミミズクを待つ際、気になる野鳥を見つけました。

 

 

一見するとトビのような猛禽類です。

ただ、何となく違和感を覚えました。

この鳥、風に乗らずに、羽ばたきながら直進します。

念のために数枚撮影しました。

 

 

 

帰宅後に確認すると、トビっぽくありません。

嘴が大きく見えます。

もしかすると、オジロワシの幼鳥かも…

後に調べてみると、同地での目撃情報があったようです。

 

 

トビとオジロワシは、幼鳥の識別が困難だそうです。

脳内補正で珍しい鳥と認識してしまいますが…

「迷ったら普通種」の名言が当てはまりそうです。