換羽中かも、交雑種かも、雄化個体かも(オナガガモ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

瓢湖での散策の続きです。

 

 

今回はオナガガモ♂が主役です。

スマートなフォルムに、どこか澄ましたカモ。

個人的に、一番好きなカモです。

 

 

 

瓢湖の上空を何羽も飛ぶ姿がありました。

何十羽ではなく、1羽~数羽で個々に移動します。

下の画像は♂と♀のペアでした。

仲が良さそうです。

 

 

 

喧嘩をする♂と♀もいました。

胸をぶつけ合い、場所取りで争っているようです。

左の♂よりも、中央の♀のほうが強そうでした。

♂は早々に場所を明け渡して逃げていきます。

 

 

 

9時の餌やりの時間になりました。

水面を覆う程の水鳥が集まります。

ハクチョウ、ホシハジロ、マガモ、オオバン、…

オナガガモも数えきれないくらいやってきました。

下の画像の中に、交雑種がいた事に気付きます。

 

 

 

画像の右側、バケツの下にいるカモでした。

オナガガモ×マガモの交雑種です。

俗にオナガマガモと呼んでいます。

現場では見つけられず、帰宅後に気付きました。

 

 

参考までに、2021年2月のオナガマガモの画像です。

同じ個体カモ?

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他にも、気になるオナガガモ(?)がいました。

全体的に色の薄い、オナガガモに似た個体です。

頭部の模様が異なりますが、羽の模様は♂に酷似しています。

 

 

 

オナガガモ♂(成鳥)と並んだところを撮りました。

胴体の模様も異なります。

淡い模様が綺麗な個体だと思いました。

 

 

 

所持している「日本のカモ識別図鑑」を見ながら、

 ①:エクリプス→生殖羽への移行中

 ②:他のカモとの交雑種

 ③:♀の雄化個体

を候補として挙げてみました。

 

 

頻度が高く、可能性も高いのは①だと思います。

ただ、ネットで調べても似ているカモはいません。

②は、どの種との交雑なのか見当がつきません。

③は…、よくわかりません。

 

 

1羽だけ見つけた、興味深いカモでした。