葦原でパチパチ(オオジュリン) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

木曽川の遊歩道を散策中の事です。

以前から気になっている場所がありました。

それは、広い葦原です。

 

 

所々に、入り口のような細い道がありました。

その1つを選んで進んでみます。

タヌキなのか、キツネなのか…、獣臭い道でした。

しばらく行くと、河原に着きます。

そこで、群れで潜む野鳥を見つけました。

オオジュリンです。

 

 

 

背丈以上の雑草に阻まれます。

なかなか、鮮明な撮影が出来ません。

 

 

 

しばらく留まり、近寄ってくれるのを待ちます。

草むらの中から、パチパチと音が鳴りました。

オオジュリンが葦の茎に潜む虫を探す音です。

 

 

 

寒い朝でした。

風も吹きますが、葦原の中には入って来ません。

パチパチを聴きながら、オオジュリンを待ちます。

何とも不思議な時間でした。

 

 

残念ながら、オオジュリンは去ったようです。

諦めて来た道を戻ると、目の前に飛び出す鳥が…

オオジュリンかと思ったら、アオジでした。

 

 

 

葦原の中では、他の野鳥にも出会いました。

ツグミ、シメ、ジョウビタキ、ノスリ…

キジの鳴き声も聞こえます。

 

 

葦原の中は視界が悪く、細い道しか移動できません。

それでも、何かと出会える期待感があります。