早朝の欠伸(カワセミ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

10月25日の事です。

出勤前に、市内の自然公園に立ち寄りました。

 

 

到着早々、数羽のヤマガラに出会いました。

一生懸命、種子を突いて食べています。

目の前までやってきました。

食事中に、挨拶に来てくれたのかもしれません。

邪魔するなと、威嚇していたのかもしれません。

 

 

 

この自然公園には、大きな池があります。

毎年、冬にはカモの集まります。

すでに沢山のカモ達が来ている…と思ったら、留鳥のカルガモばかりでした。

よく見ると、1羽だけカイツブリが混じります。

 

 

そんな池を眺めていると、「ピーッ」と澄んだ鳴き声がします。

カワセミでした。

 

 

 

傍にあった、水辺の木の枝に止まります。

朝陽に照らされて、綺麗な色を見せてくれました。

翡翠の名前に恥じない美しさです。

 

 

 

観察していると、突然、大きく口を開けました。

早朝の欠伸(あくび)…ではなく、ペリットを吐き出すサインです。

 

 

 

吐き出す瞬間を撮りたかったのですが、失敗してしまいました。

カワセミは、下に落ちたペリットを眺めているように見えます。

人間でいうと、耳掃除した後の綿棒を確認する感じでしょうか。

 

 

 

騒ぎ出したカルガモに驚いたのか、場所を変えました。

今更ですが、下嘴の半分が赤い事に気付きます。

おそらく♀なのでしょう。

少し黒っぽいので、若鳥かもしれません。

 

 

 

久し振りに、カワセミをゆっくりと観察出来ました。