働き者の貯食(コガラ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

10月15日、戸隠で探鳥をしました(投稿3回目)。

 

 

良い天気の中、森林の中を歩きます。

木道などで舗装されていますが、所々壊れていました。

今年の初夏に訪れた時から、復旧していません。

広い場所なので、早々に直すのが難しいのでしょう。

限られた場所だけの散策でしたが、探鳥には困りません。

紅葉も美しかったです。

 

 

 

1本1本、ツルマサキの木を見て回ります。

お目当ては、この時期に渡ってくるムギマキでした。

ツルマサキの葉の中で、動くものを見つけます。

期待しながら確認すると、コガラでした。

ツルマサキの赤い実を咥えています。

 

 

 

コガラは山地の林に生息する、留鳥です。

黒いベレー帽を被り、喉の小さな黒色部分が特徴です。

 

 

 

戸隠では通年観察する事が出来ます。

いつもは傍にまで来てくれませんが、この日は違いました。

 

 

冬に備えてなのか、食料を樹皮の間などに隠しているようです。

このコガラは、ツルマサキの実を隠していました。

 

 

 

このコガラは、緑色の何かをたくさん嘴に加えています。

どうやら、地面に降りて餌を探していたようでした。

 

 

 

コガラの行動を観察していると、草の実を採っているようです。

植物には疎いのですが、ミゾソバの実に見えます。

ミゾソバは散策路の脇に多く生えているようでした。

コガラを観察するには、絶好のポイントです。

 

 

 

コガラは、冬に備えて頑張る、働き者です。