怪我をした個体(トウネン) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

10月2日の事です。

前日、ウズラシギを見つけた海岸に早朝散策に行きました。

少し曇り空の中でしたが、短時間なので気になりません。

 

 

朝の散策で見つけたシギは1羽だけでした。

トウネンです。

 

 

 

前日、1羽のウズラシギとともに、2羽のトウネンを見かけました。

このトウネンは、その時の個体のはずです。

何故なら、右足を怪我していたので、見分ける事が可能だからです。

 

 

痛々しい姿ですが、懸命に餌を探しています。

嘴を地面に突き入れる事は出来るようでした。

しっかりと嘴は砂で汚れています。

 

 

 

時折、足場の枯れ枝に躓いて、転びそうになります。

そういえば、前日も他の2羽が水浴びをする中、浜辺で立ち尽くしていました。

やはり、片足では生活に不自由するのでしょう。

 

 

 

怪我の理由は分かりません。

昨日の画像になりますが、右足があらぬ方向に捻じれていました。

何かに襲われたのかもしれません。

 

 

 

前日に見つけた他の2羽の姿はありませんでした。

置き去りにされた感が否めません。

 

 

 

逃げる際は、素早く走る事が出来ません。

そのため、飛翔して逃げるしかないはずです。

歩行と飛翔だと、飛翔の方が燃費が悪そうです。

あまり近付くと、不用意に疲れさせてしまうかもしれません。

短時間だけ、観察に付き合ってもらいました。

同じような写真ばかりになってしまいましたが。。。

 

 

 

餌を探して、砂浜をピョンピョンと片足でホッピングしています。

野生動物は人間と異なり、怪我や病気で療養に専念できるわけではありません。

一生懸命、生きるために行動していました。