思いもよらない出会い(アリスイ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

9月12日の事です。

気持ちよく晴れた朝でした。

せっかくなので、出勤前の海岸散策に行きました。

 

 

地元のシギチ達が、徐々に少なくなってきた気がします。

浜辺で動き回る野鳥は、セキレイ達だけでした。

 

 

ハクセキレイが素早く動き、水中から小魚を捕まえました。

慌ててカメラを構えましたが、小魚は口の中に…

ハクセキレイが、小魚まで捕まえて食べるのには驚きです。

 

 

 

少し陸地に上がった場所では、セグロセキレイがダンスを踊っていました。

小虫を追って、不規則な動きを繰り返します。

無事に小虫をゲットし、ハクセキレイと競うように飛び去って行きました。

 

 

 

ハクセキレイ達の様子を観察し終えた時の事です。

近くの草原で、雑草にとまる鳥を発見しました。

遠目ではモズのように見えました。

カメラで覗いてみて、思わず心の中で声をあげます。

「あ…、アリスイ!」

 

 

 

初見の野鳥です。

逆光だったので、逸る気持ちを抑えて回り込みました。

草の間から、雑草(メマツヨイグサ?)に掴まるアリスイを撮影します。

 

 

 

アリスイは、キツツキ科の野鳥です。

荒地などで見かけるとは知っていましたが、林の傍などを想像していました。

北日本では夏鳥ですが、冬は関東以西で越冬する漂鳥です。

冬に向けて、渡りの途中なのかもしれません。

 

 

 

ずっと同じ場所で、ほとんど動きません。

同じような画像ばかりになってしまいます。

それでも、朝陽に照らされたり隠れたりと、変化がありました。

 

 

 

しばらく観察した後、カワラヒワに追われるように飛び去りました。

近くに潜んでいないか探しましたが、見つけられません。

3分間ほどの出来事でしたが、嬉しい出会いでした。