サブターミナルバンド(コオバシギ) | その日ばかりの野鳥観察

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山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

8月27日、お昼過ぎの事です。

午前のみの半日仕事を終えて、その足で市内の海岸に行きました。

曇り空でも、雨のない日に部屋の中に留まるのは勿体ないです。

 

 

この日は、数は少ないものの、トウネンなどのシギが群れていました。

そんな中に、大きめのシギが1羽混じっています。

最初、オバシギかと思いましたが、どうも違和感を感じました。

オバシギにしては、少し小さく、嘴も短い印象です。

 

 

帰宅後に改めて確認すると、コオバシギでした。

その名の通り、オバシギよりも少し小さめで、オバシギに似るシギです。

初めての出会いでした。

 

 

このコオバシギには、サブターミナルバンドがありました。

聞きなれない単語ですが、羽の部位を差す言葉です。

白い外縁(ターミナルバンド)の内側にある、黒い線(サブターミナルバンド)です。

これは、コオバシギの幼鳥に見られる特徴との事でした。

 

 

 

胸部の黒い斑点は、オバシギよりも細かいようです。

 

 

比較のためのオバシギです。

 

 

餌の捕り方は同じでした。

 

 

小さな海藻を口にしていました。

海藻に付着している小さな生き物を食べているのかもしれません。

 

 

 

時折、翼をパタパタさせます。

内側の羽模様も美しい鳥でした。

 

 


トウネン(左右の2羽)とミユビシギ(左から2番目)と一緒に過ごしていました。

やはり、シギチは仲良しです。