お米をお腹いっぱいに(ホオジロ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

まだまだ暑い日々が続いています。

たまには淡水域を散策してみようと、水辺や水田のある自然公園に行きました。

 

 

最初に目についたのは、東屋の屋根に止まるアオサギでした。

 

 

 

園内ではアオサギやダイサギを見かけますが、シギ類の姿はなかなか見かけません。

稲刈り間近のためか、既に田圃の水が抜かれてしまっているのも一因かもしれません。

不規則に揺れる稲穂の合間に、野鳥を見つけました。

 

 

ホオジロです。

まだ熟していない稲をしきりに啄んでいました。

ホオジロが稲を食べるのは、初めての観察です。

昆虫食のイメージが強かったので、意外でした。

周囲の稲穂もかなり食べられてしまっているようです。

 

 

満腹になったのか、近くのヤナギの木の枝に止まりました。

羽がまだ生えそろっていない印象なので、幼鳥なのかもしれません。

位置を変えながら、撮影を楽しみました。

 

 

 

もちろん、稲穂を啄む定番のスズメもいました。

遠慮なく、嘴いっぱいに頬張っています。

 

 

 

自然公園の中にある、小さな田圃です。

自然公園では里山環境の維持を重視しているので、農業や商業が目的ではありません。

害鳥対策は講じていないようでした。

野鳥にとっては、新潟産のお米をお腹いっぱい食べれる環境のようです。