水辺の野鳥たち(ムナグロ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

いつの間にか、1週間以上前の話になってしまいました。

8月中旬、市内の海岸へ野鳥散策に行った時の事です。

数種のサギ類と、(個人的に)珍しい野鳥に出会いました。

 

 

いつものテトラポットに、いつものササゴイです。

最近は、狩りする姿をなかなか見せてくれません。

私がシギチを探して、浜辺へと早々に進んでしまうからかもしれませんが。

 

 

 

よく見かけるダイサギも見かけます。

丁度、狩りが成功した瞬間が撮れました。

獲物はハゼの仲間のようです。

 

 

 

クロサギも見つけました。

鳴くでもなく、何度か口を大きく開けています。

何の目的なのかは分かりませんが、喉元が意外と白い事に気付きました。

南の方では白色のクロサギもいるそうですが、個体差があるのかもしれません。

 

 

 

さて、本題の(個人的に)珍しい野鳥です。

浜辺を歩いていると、進行方向に見つけました。

 

 

最初は、以前見かけたダイゼンかと思いましたが、この野鳥は淡い灰色です。

腹部が黒っぽいので、冬羽へ移行中のダイゼンかなと思いました。

 

 

全部で2羽を見つけました。

背中を向けてくれたので、上体が確認できました。

 

 

 

分かりにくいですが、白と黒の斑点に黄色味が混じります。

ムナグロ(冬羽に換羽中)でした。

 

 

 

ムナグロ(24㎝)はダイゼン(29㎝)に似ます。

大きさだけでは、単体でいると判別できません。

ただ、ムナグロは夏羽だと背中に黄色味が混じるので、判別が可能です。

野鳥図鑑には、海水域にはダイゼンが、淡水域にはムナグロが訪れやすいとあります。

そのため、浜辺でムナグロを見つけたのが意外でした。

 

 

因みに、ムナグロやダイゼンはチドリ科の野鳥です。

シギ科ではなく、チドリ科であることも個人的には意外でした。

 

 

観察場所で色々と考え、帰宅後に画像を見ながら答え合わせをする…

この作業がとても楽しいと感じるため、野鳥散策は止められません。