浜辺の芋虫(キョウジョシギ) | その日ばかりの野鳥観察

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山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

8月16日の事です。

この日も、早朝に海岸散策を行ないました。

天気はイマイチでしたが、雨は降っていません。

 

 

前回の散策時にも見つけたキョウジョシギが、まだ残っていました。

 

 

波打ち際で、餌を探していました。

防波堤の内側なので、波は穏やかです。

 

 

キョウジョシギの採餌は、他のシギチに比べて特徴的です。

小石などをひっくり返して、下に隠れている小動物を探します。

 

 

先日見つけた、足を怪我した個体の他にもう1羽がいました。

仲間がいるおかげか、心なしか嬉しそうに見えます。

 

 

観察を続けていると、意外な獲物(芋虫)を捕まえていました。

浜辺にいる昆虫とは思えません。

漂着物の中に潜んでいたのでしょうか?

 

 

別の場所でも見つけていました。

渡りの最中の、貴重な栄養になりそうです。

 

 

調べてみると、咥えていたのは浜辺に住むコガネムシ等の幼虫のようです。

この幼虫は植物(ハマヒルガオ等)の根を餌とするそうです。

浜辺の傍には植物の生えている場所があります。

そのため、餌場として適していたのかもしれません。

 

今後、キョウジョシギを探す時の参考にしてみようと思います。