先週末の事です。
この日は朝寝坊をしてしまったため、夕方に散策する事にしました。
先日見かけたソリハシシギを求めて、市内の海岸に散策に行きました。
夕陽に照らされた浜辺を期待したのですが、あいにくの曇り空です。
雨が降らないだけマシかもしれません。
到着して早々、先日ソリハシシギを見つけた場所を探します。
…いました。
距離はありましたが、反った嘴を確認できます。
周囲を確認すると、3羽以上を見つける事が出来ました。
警戒心が強いらしく、もの凄いスピードで走って逃げてしまいます。
他にも、浜辺には今季初見のメダイチドリがいました。
1羽だけでしたが、ソリハシシギよりもじっくりと観察させてくれます。
このメダイチドリの傍では、1羽のキョウジョシギも見つけました。
こちらも今季初見です。
ただ、このキョウジョシギは左足を引きずるように歩いていました。
原因は不明ですが、怪我をしているみたいです。
痛々しい姿ですが、飛行には問題はないようでした。
なおも散策を続けていると、少し大きなシギを見つけました。
オオソリハシシギです。
市内の海岸では、春に冬羽のオオソリハシシギを見つけたことがあります。
こちらも、久し振りの出会いでした。
オオソリハシシギの夏羽は、橙色の体が特徴的です。
まるで、日焼けしたかのような風貌でした。
長く反った嘴を、砂浜に深く突き刺して餌を摂ります。
ゴカイなどの小動物を捕えていました。
嘴を差し込むと、高確率で餌をつまみ出していました。
観察していて不思議に思った事があります。
オオソリハシシギは、どうやって餌を見つけるのでしょう?
鳥は嗅覚は鋭くはないと聞いた事があります。
音や振動で感知している様子もないようです。
砂浜の中にいる餌を視認する事は出来ません。
砂浜に空いた穴などを目印にしているのかもしれませんが…
最初に見つけたソリハシシギは、早々に何処かに去ってしまいました。
オオソリハシシギは、先程のメダイチドリとキョウジョシギとともに行動しています。
それぞれ、1羽ずつが集まった小さな混群でした。
同種の仲間が少ないため、固まって周囲を警戒しているのだと思います。