8月下旬の事です。
トウネンを見つけた海岸での、散策の続きです。
夏に見かけるカモメ類の代表格は、ウミネコです。
河口付近で騒がしく鳴く、ウミネコ幼鳥がいました。
その手前に、ウミネコとは異なるカモメ類がいます。
流木の下をしきりに突いているセグロカモメでした。
セグロカモメは冬鳥ですが、夏に見かける事があります。
中型カモメであるウミネコよりも、少しだけ大きい大型カモメです。
よく似た大型カモメとしてオオセグロカモメがいますが、私は翼の濃淡で見分けています。
翼の黒い部分が、濃いのがオオセグロカモメ、淡いのがセグロカモメ、といった感じです。
少し離れた場所に、ウミネコ成鳥を見つけました。
ウミネコ成鳥の翼の色が、先程の濃淡の基準になります。
セグロカモメはウミネコ幼鳥を追い払い、何かを啄んでいました。
流木に魚の死骸が挟まっているようです。
ハシボソガラスもやって来て、獲物の横取りを狙っているようでした。
しきりに鳴いて、仲間を集めようとしています。
「ハシボソガラスAは なかまをよんだ」
「しかし、だれもこなかった」
「ハシボソガラスAは にげだした!」(ドラクエ風)
独り占めできたセグロカモメは、、ゆうゆうと食事をしていました。