意外な場所での砂浴び?(ミソサザイ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

8月に入り、蒸し暑い日々が続いています。

仕事の忙しさもあり、なかなか平日に散策をする気になれません。

そのため、最近は休日の探鳥が中心となり、写真を撮り溜めています。

 

 

先週末、久し振りに戸隠森林植物園を散策しました。

早朝の植物園は、人もほとんどいません。

初夏にはたくさんのカメラマンで賑わう有名探鳥地も、真夏は人も疎らでした。

 

 

クマとの遭遇を避けたいので、熊鈴を鳴らしながら散策します。

鈴の音に負けないほどの大きな声で囀る小鳥を見つけました。

いつもの、ミソサザイです。

 

 

 

よく見ると、少しだけ足元が覚束ない様子です。

もしかすると、幼鳥かもしれません。

それでも、成鳥に負けない声量で囀っていました。

 

 

 

しばらく進むと、倒れた大木の根元部分で囀らないミソサザイを見つけました。

同じ場所を行ったり来たりしながら、留まっています。

もしかすると、巣があるのかもしれません。

 

 

 

あまり飛ぶのは上手ではなさそうで、短いジャンプで移動していました。

たまに見晴らしの良い場所で短く鳴きます。

 

 

土や砂が残る場所では、体や羽を擦り付けるような行動をしていました。

もしかすると、砂浴びだったのかもしれません。

 

 

巣立ち間もない幼鳥だったのでしょう。

ミソサザイの、普段とは異なる行動を観る事ができました。

 

 

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~おまけ~

 

 

戸隠森林植物園では、野鳥だけではなく様々な蝶も見かけることが出来ます。

その中でも、1匹の美しい蝶に目を奪われました。

アサギマダラです。

 

 

 

白い花の蜜を吸っていました。

植物にも詳しくはないのですが、キク科ヒヨドリバナ属の植物だと思います。

アサギマダラが好む花は決まっているそうです。

 

 

地元ではあまり見かけない蝶だったので、嬉しい出会いでした。

夏鳥と同様に、アサギマダラは秋には南へ渡るそうです。

長距離の移動に備えて、十分な栄養を摂っていたのでしょう。

邪魔しないように観察しました。