打ち上がったもの(チュウダイサギ) | その日ばかりの野鳥観察

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山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

7月27日の事です。

前日(26日)、3年振りの花火大会が開催されました。

 

 

今年の花火大会は、多くの人で賑わいました。

海に向かって打ち込まれる海中空スターマイン、尺玉100発一斉打ち上げなどが特徴です。

私は花火会場からそれほど遠くない距離に住んでいますが、ライブ映像を観ていました。

暑さと人混みが嫌いで、感染も怖かったのが理由です。

ライブ映像よりも前に、花火の音だけが自宅に届くのが面白かったです。

 

 

そんな花火大会の開催された浜辺へ、翌朝に行ってみました。

堤防には、昨日の役目を終えた花火の筒が並んでいます。

その一部は筒が割れているものもありました。

打ち上げ花火の威力が窺い知れます。

 

 

 

近くの波打ち際には、咲き終わった花火の成れの果てが、たくさん落ちていました。

普段は見かけない、黒くて小さなブツブツとした物もたくさん落ちていました。

触ってみると、松の樹皮の様な触感です。

燃えた外皮なのか、割薬の一部なのか・・・謎です。

 

 

昨夜は空に打ち上がった花火が、今朝は浜に打ち上がりました。

 

 

番号の書いてある蓋のような物も転がっています。

 

 

朝の浜辺には、こういった花火のゴミを回収している方々がいました。

また、花火は分解されやすい物で作られており、自然への配慮がされているとの事です。

 

 

浜辺の一画に、白いサギ類を見つけました。

チュウサギよりも大きく、長くて黄色い嘴の先が黒く、全体的に黒い足をしています。

ダイサギの亜種、チュウダイサギと判断しました。

飾り羽らしきものも見えます。

 

 

 

遠くに、花火の筒が並んでいます。

 

 

ブルっと、身震い。

 

 

首を斜めに傾けながら、浅瀬の小魚を狙っていました。

が、清掃の方々がいたため、なかなか落ち着いて狩りに集中できないようです。

しばらくすると、河口から上流の方へ飛び去ってしまいました。

 

 

前日の花火大会の喧騒とは打って変わって、静かな浜辺でした。

年のせいなのか、祭りの後の静けさが、心地よく感じます。