個人的に珍しい、社会的に珍しい(ゴイサギ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

7月上旬、瓢湖に訪問したついでに、福島潟まで足を延ばしました。

福島潟は、瓢湖と同様に県内でも有数の探鳥地です。

 

 

瓢湖での散策を終えて、福島潟に到着したのはお昼頃でした。

福島潟の入り口にある、7階建ての「ビュー福島潟」で昼食をとります。

3階までは無料スペースなのですが、4階以上は入館料(大人400円)が必要になります。

普段はあまり立ち寄らないのですが、館内ではイベントが開催されていました。

「日本の自然」写真展(6/18~7/18)です。

折角なので、見て回ることにしました。

受付で料金を支払おうとすると・・・

 

スタッフ:「本日は、無料になります。」

 

理由を尋ねると、館内の空調が故障しているため、入館料を無料にしているのだとか。

有難く、入場させてもらいます。

写真展の作品は、どれも素晴らしいものばかりでした。

作品に魅了されるとともに、写真撮影の勉強をさせてもらいます。

 

 

360度見渡せる屋上から、福島潟を望みました。

手前には福島潟と、遠くには五頭山連峰が見えます。

 

 

反対側へ振り返ると、青々とした田圃が広がっていました。

もう2ヶ月程で黄金色に変わるのかと思うと、不思議です。

 

 

館内は空調は故障していたようですが、窓を開けて、しっかりと換気されていました。

おかげで、暑さを感じることはありません。

売店でお土産を購入して、入館料の代わりにさせてもらいました。

 

 

お昼過ぎだったので、福島潟での散策は暑さに悩まされます。

それでも、水辺で(個人的に)珍しい鳥に出会いました。

ゴイサギです。

 

 

 

散策路を歩いていると、前方の茂みから飛び立ち、遠くの木に止まりました。

地元ではササゴイをよく見かけますが、ゴイサギを見る機会は少ないです。

後ろ姿を披露してくれましたが、ササゴイとは特徴が異なるのがよくわかります。

 

 

 

十分に観察をさせてもらったので、再び散策路を進もうとすると・・・

先程の茂みから、再び1羽のサギ類が飛び立ちます。

木に止まっていたゴイサギを追い払い、着地したのはホシゴイ(ゴイサギの幼鳥)でした。

 

 

 

光彩は黄色ですが、羽の白斑が大きいので見分けがつきます。

親子で茂みに潜んでいたようでした。

ポーズを期待して観察しましたが、早々に親鳥を追って飛び去ってしまいます。

 

 

他には、オオヨシキリを見つけました。

葦原の傍の木に止まり、何かを狙っているかのようです。

 

 

 

園内にある「雁晴れ舎(野鳥観察舎)」では、6月29日にアカガシラサギが観察されたとの情報が。

アカガシラサギは、(社会的にも)珍しい鳥です。

密かに出会いを期待しましたが、残念ながら発見できませんでした。

いつか出会ってみたい野鳥の1つです。