5月下旬に行なった、戸隠森林植物園での野鳥散策の続きです。
アオサギやシジュウカラの他にも、平地で見かける野鳥が沢山いました。
巣材を集めていたカワラヒワ。
まだ薄暗い早朝でも、カラマツの若芽の緑が鮮やかです。
茂みの中で動く影に、期待しながらカメラを向けると…、メジロでした。
戸隠で見つけたのは初めてかもしれません。
ハシボソガラスではなく、ハシブトガラスもいました。
都市部に多いイメージですが、奥山にも生息するそうです。
戸隠らしい野鳥といえば、アカハラです。
この日は、アカハラ♀が近くまで来てくれました。
植物園の奥まで進むと、遠くでクロツグミの声がしました。
声のする方を探しましたが、なかなか見つかりません。
諦めて来た道を戻ろうとすると、頭上の枝に止まる姿を見つけました。
気付かずに、真下を通り過ぎてしまっていたようです。
先程の鳴き声の主、クロツグミ♂でした。
思ったよりも近くで鳴いていました。
10mくらいの距離ですが、逃げる様子もありません。
鳴き声はか細くて、覇気がないようでした。
そのおかげで、遠くで囀ているのだと勘違いしてしまったようです。
このクロツグミは、囀りすぎて疲れていたのでしょうか。
刺激しないように、静かに観察を続けました。
10分程が経過した後、静かに森の奥に飛び去ります。
もう少し違うポーズを期待したかったのですが、無理強いは出来ません。
それでも、間近で観察できたので運が良かったです。