早起は三文の(クロツグミ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

5月12日の事です。

早起きをして、出勤前に公園散策に繰り出しました。

仕事の開始に間に合わせるため、いつも1時間程度の散策です。

 

 

冬とは異なり、太陽が昇る時刻が早くなりました。

早朝、公園内では野鳥の動きが活発です。

「早起きは三文の徳」と言われますが、野鳥散策にはピッタリ当てはまります。

ただし、犬の散歩やウォーキング等をしている人も多いため、先んじる必要があります。

 

 

公園の片隅で、遠くにアカハラの姿を見つけました。

 

 

 

観察しやすい位置に回り込んで、撮影を試みます。

が、いつの間にか別の野鳥に入れ替わっていました。

 

 

 

クロツグミ♂です。

アカハラと同じツグミ類なので、一緒に群れていたのかもしれません。

地元の公園で出会う個体は警戒心が強いので、なかなか近距離で撮影出来ません。

植え込みや切り株を挟んでの、短い撮影会でした。

 

 

 

同じ日、散策路に面した斜面では、ヤマガラが私の目を楽しませてくれました。

こちらに気付いていないのか、どんどん近付いてきます。

 

 

 

この時期、樹木に集まる芋虫などを食べている事が多い印象です。

この日は、冬季のように地面をホッピングしながら地面で何かを探していました。

もしかすると、苔などの巣材を探していたのかもしれません。

 

 

ヤマガラは、クロツグミほど観察頻度(レア度)の高い野鳥ではありません。

しかし、行動や生態を考えながら観察すると、レアな行動に気付けるかもしれません。

珍鳥ばかりに注目しがちですが、野鳥観察も楽しみたいです。