背景1つで(ビンズイ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

5月3日の事です。

市内の自然公園に散策へ出かけました。

 

 

早朝に降った一時雨の影響で、公園は驚くほど人気が少なかったです。

そのためか野鳥の姿も見つけ易く、普段とは野鳥相が異なる印象でした。

 

 

車道の傍まで出て来たアカハラ。

もう1週間以上、群れで公園内に留まっていました。

マミチャジナイが混じっていないか、必ず確認してしまいます。

 

 

 

ムシクイ類が1羽、茂みの中に潜んでいました。

「ヒー、ツー、キー」と鳴いていたので、恐らくはエゾムシクイだと思います。

姿が酷似しているムシクイ類は、鳴き声で聞き分けるそうです。

 

 

 

同じく、茂みに潜んでいる野鳥を見つけました。

一瞬、胸の縦斑がアオジに似ていると思いましたが、細長い姿に違和感を覚えます。

ビンズイでした。

 

 

 

地表にも降りて来てくれます。

周囲を確認すると、全部で3羽が群れていました。

ビンズイはセキレイ科の野鳥なので、動きはハクセキレイ等に似ています。

尾羽を上下に振りながら、神経質そうに歩いていました。

 

 

 

こちらに気付いたのか、再び枝の上に退避してしまいます。

退避した木は、春でも赤っぽいモミジ(ノムラモミジ?)でした。

背景1つで、雰囲気もガラッと変わります。

 

 

 

ビンズイが飛び去った後、別の場所でキビタキを見つけました。

キビタキの行動を眺めていると、ビンズイ同様にモミジの木に止まります。

秋っぽい雰囲気にキビタキ…、不思議な感じがします。