よく行く自然公園の桜の樹が、花びらよりも若葉が目立つようになりました。
散った花びらが、地面で花咲いているようです。
桜の樹の枝で、「チチチッ」と鳴く声がしました。
ホオジロの番(つがい)です。
背景が騒がしくなってしまいましたが、良い位置にホオジロが止まってくれました。
花びらの散った桜も、彩どりが綺麗だと思います。
この時期の公園内には、桜の樹以外にも野鳥にとって人気の樹があります。
それは、モミジです。
若葉の中で、シジュウカラが忙しそうに動いていました。
淡い緑色が、新緑の時期に相応しいです。
モミジには、赤くて小さな蕾や花が、いくつもついていました。
シジュウカラは、若い枝についているアブラムシ等を捕っているようです。
細い枝を器用に手繰り寄せていました。
桜に比べると、モミジの花は非常に慎ましやかに咲きます。
野鳥を撮る中で気付きましたが、背景が淡い緑色になるので目に優しい印象でした。
モミジの樹にはシジュウカラの他にも、エナガ、ウグイス、センダイムシクイ等がやってきました。
葉が茂る前なので、ウグイスやセンダイムシクイを観察するチャンスです。
この時期の、大切な野鳥観察スポットになりました。