市内の里山に、ハナモモを観に行った時の事です。
毎年春になると、この地域ではハナモモが咲き乱れます。
ハナモモは観賞用に改良されたモモなので、食用に適しません。
花つきが良いため、普通のモモよりも見応えがあります。
市内では、ハナモモはソメイヨシノよりも少し遅れて咲きます。
そのため、桜の次に楽しめる春の花です。
ハナモモを堪能しましたが、やはり野鳥も探したくなります。
春らしくウグイスの声は聞こえましたが、姿は確認できません。
里山の周囲を散策する事にしました。
周辺には、まだ咲き残っている桜がありました。
並木になっているので、桜の時期に来ても楽しめそうです。
花びらの散った桜から、メジロが蜜を吸っていました。
理由は分かりませんが、傍で咲いているハナモモにはやって来ません。
不思議です。
メジロと異なる野鳥も来ていました。
一見するとスズメでしたが、よく見ると明るい茶色の頭で、頬に黒斑がありません。
ニュウナイスズメです。
メジロに混じり、桜の花を啄んでいたようです。
メジロよりも大きいのですが、桜の花の中に隠れてしまい、探し出すのが大変でした。
ニュウナイスズメは、田畑の傍よりも山間部や林で見かける事が多いです。
スズメと同様に、桜の樹にもやって来るのは新しい発見でした。