「人生は選択の連続である」
この言葉は、かの有名なウィリアム・シェイクスピアの言葉だそうです。
野鳥観察や野鳥撮影においても、選択の連続だと思います。
その日、何処に鳥見に出かけようか。
現地でも、どの道から散策を始めようか。
野鳥の姿を見かけても、まずは双眼鏡で確認するか、すぐにカメラで撮影するか。
複数の野鳥を見かけた場合、どの鳥に狙いを定めるか。
撮影の際、どの様にカメラを設定するのか(または、しておくのか)。
野鳥と背景との構図をどうするのか。
色々と悩む事が多く、選択の結果に後悔する事も度々あります。
先日訪れた瓢湖でも、同様でした。
この日、目的のツルシギを早々に見つける事が出来ました。
まだ冬羽ですが、上下の嘴の色が異なるのが特徴です。
夏羽だと全身が黒くなるそうですが、なかなかその時期まで観察できないようです。
全部で2羽を見つけることが出来ましたが、ほとんど動きません。
その周囲にセイタカシギを見つけたため、そちらに意識が向きます。
ツルシギは数枚だけ撮影して、後回しにしてしまいました。
初めて見るセイタカシギに注目してしまします。
セイタカシギを思う存分観察した後、気が付いたらツルシギは飛び去っていました。
その後も湖の周辺を探しますが、セイタカシギしか見けられません。
結果論ですが、ツルシギをもっと観察しておけば良かったと後悔します。
初見のセイタカシギをじっくり観察できたので満足ではありますが、欲求には果てがありません。
野鳥散策および野鳥観察では、どうしても煩悩の塊になってしまいます。
ツルシギが飛び立つ原因となったであろうトビです。
低空飛行で、珍しくカモを襲おうとしていたため、水辺が騒がしくなっていました。
おそらくは、カモの咥えていたパン切れを狙っていたのだと思います。
ツルシギに先駆けて、一足早く夏羽に換羽中のカンムリカイツブリも見かけました。
チャンスを見つけて、今季中にもう一度瓢湖に行ってみたいと思っています。
そういえば、シマアジも見つけられなかったのでリベンジを…。
できれば、アメリカコガモも…。
煩悩も連続します。