長くて赤い足(セイタカシギ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

昨日の事です。

所用があり、新潟市まで行きました。

ついでに鳥見をしようと思い、朝から瓢湖に立ち寄ります。

目的の野鳥は、飛来していると情報を得たツルシギです。

 

 

到着早々に2羽のツルシギを発見しました。

じっくりと観察をしようと思った矢先、その傍に別のシギがいる事に気付きます。

 

 

 

セイタカシギでした。

散策路から30m程離れた小島で、3羽が佇んでいます。

初めて見る野鳥だったので、とても興奮しました。

 

その名の通り、足がすらりと長く、赤色が鮮やかです。

頭部の黒色部分が個体によって少し異なる様でした。

 

 

 

 

動く気配がないため、他の野鳥を観察しているうちに、飛び去ってしまいました。

残念に思いながら、湖の周囲を散策していると、再びセイタカシギを見つけます。

しかも、今度は8羽でした。

 

 

 

出会った男性に教えて頂きましたが、前日は20羽ほどの群れであったそうです。

その方が瓢湖で観察したのは初めてなのだとか。

たまたま立ち寄った日に出会うことが出来て、とても運が良かったです。

 

顔をカキカキする姿が、何とも愛らしいです。

長い足なので、どこにでも届きそうな気配。

 

 

 

しばらく観察していましたが、やはり動く気配がありません。

先程の男性に、シマアジが1羽だけ来ているとの情報を頂きます。

淡い期待を抱いて、湖を周辺を探してみますが、見つけられませんでした。

そうそう上手くはいかないものです。

 

 

しばらくすると、再びセイタカシギが移動しました。

長い足を延ばして群れ飛ぶ姿を、遠目に確認します。

写真は・・・、残念ながら遠すぎてピンボケでした。

 

 

再び、最初に見かけた小島で8羽が寄り添っています。

 

 

1羽に、正面から睨まれてしまいました。

 

 

約束の時間が迫ってきたのと、雨が降ってきたので、名残惜しいですが撤収しました。

最後に後ろ姿の写真を撮りましたが、その時に気付きます。

背中が黒色ではなく、淡い褐色の個体が3羽ほどいました。

 

 

 

後に調べてみると、背中が褐色なのは幼鳥か♀のようです。

観察できた時期や大きさから、♀だと思います。

 

天気にはあまり恵まれませんでしたが、素敵な出会いに恵まれました。