野原の春告鳥(ヒバリ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

春になり、天気の良い日が増えてきました。

野鳥の撮影日和を期待したいところですが、何故か週末に天気が崩れます。

文句の一つも言いたくなりますが、空に向かってボヤいても仕方がありません。

 

 

昨日の朝の事です。

小雨の降る中、海岸公園に散策に出かけました。

海では、近くに数羽のヒドリガモ、遠くに数十羽のカモメ類が群れています。

 

 

遠くから、白い一群が群れ飛んできました。

白鳥かと思ったら、ダイサギでした。

先日、田圃でアオサギの群れを見つけましたが、ダイサギも同様なようです。

 

 

 

公園内を散策していると、数羽のカワラヒワを見つけました。

撮影前に飛び去ってしまったのですが、同じ場所に別の野鳥が潜んでいるのを見つけます。

 

 

 

ヒバリでした。

上空で囀っているヒバリもいましたが、この個体は地面に伏せていました。

冠羽を立てていないので、♀かもしれません。

 

 

 

 

観察位置を変えて、ヒバリの様子を伺いました。

上空を気にする様子があると思っていたら、別のヒバリが降りてきます。

 

 

 

しっかりと冠羽を立てているので、♂のようです。

どうやら、2羽は番のようでした。

仲良く連れ立って、芝生の上で餌を探し始めます。

近くには砂浜や草原があるため、巣作りと子育ての準備をし始めるのでしょう。

 

 

 

毎年、野原でヒバリの声を聴く頃、春の到来を感じます。

一般的に、「春告鳥」とはウグイスの事です。

ですが、野山ではウグイス、野原ではヒバリ、が春を告げる鳥だと私は思っています。