一筆啓上(ホオジロ) | その日ばかりの野鳥観察

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山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

春は、野鳥にとっては恋の季節ですね。

最近の野鳥散策では、求愛と思われる囀りをよく耳にしました。

シジュウカラやヒバリ…、そしてホオジロです。

 

 

河原や葦原、林の辺縁などでよく見かけました。

茂みの中から「チッチッチッ」という鳴き声がすると、ホオジロの事が多いです。

 

 

 

昔の人は、「一筆啓上、仕り候(いっぴつけいじょうつかまつりそうろう)」と聞こえたらしいです。

ちなみに、私には「チュチュ、ピー、チュルリー」と聞こえます。

一筆啓上とは、 男性が手紙の冒頭に用いる定型的な挨拶の言葉。

囀るのは♂なので、なるほど~と思います。

……あまり、似てはいませんが。

 

 

 

橋げたの下には、すでにパートナーを見つけた♂が居ました。

傍で鳴いている別のホオジロ♂から隠れているようにも見えます。

『忍ぶ愛』ならぬ、『潜む愛』でしょうか。

 

 

 

散策路の脇で、一生懸命に鳴くホオジロ♂です。

 

 

ゆっくりと近付いても、こちらを気にする様子はありませんでした。

なかなかの男前だと思います。

早く相手が見つかるといいですね。