春は、野鳥にとっては恋の季節ですね。
最近の野鳥散策では、求愛と思われる囀りをよく耳にしました。
シジュウカラやヒバリ…、そしてホオジロです。
河原や葦原、林の辺縁などでよく見かけました。
茂みの中から「チッチッチッ」という鳴き声がすると、ホオジロの事が多いです。
昔の人は、「一筆啓上、仕り候(いっぴつけいじょうつかまつりそうろう)」と聞こえたらしいです。
ちなみに、私には「チュチュ、ピー、チュルリー」と聞こえます。
一筆啓上とは、 男性が手紙の冒頭に用いる定型的な挨拶の言葉。
囀るのは♂なので、なるほど~と思います。
……あまり、似てはいませんが。
橋げたの下には、すでにパートナーを見つけた♂が居ました。
傍で鳴いている別のホオジロ♂から隠れているようにも見えます。
『忍ぶ愛』ならぬ、『潜む愛』でしょうか。
散策路の脇で、一生懸命に鳴くホオジロ♂です。
ゆっくりと近付いても、こちらを気にする様子はありませんでした。
なかなかの男前だと思います。
早く相手が見つかるといいですね。