今季最後の観察(ハクガン) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

先週、2月27日の事です。

天気はイマイチでしたが、午前中だけ野鳥散策をする事にしました。

当日の思い付きで、朝日池にカモ類を探しに行きます。

 

 

強い風の吹いた日でしたので、朝日池の水面は激しく波打っていました。

カモ類もほとんど姿が見えません。

天気のせいなのか、時期のせいなのか、他に観察者はいませんでした。

 

よくよく探してみると、対岸の風よけになる場所に群れている群れを見つけました。

大半がマガモで、オナガガモ、ヒドリガモ、ホシハジロが混じります。

遠くには、コハクチョウやトモエガモの群れ、カンムリカイツブリも確認できました。

残念ながら、写真は条件が悪すぎて紹介できるレベルではありません。

 

 

周辺の田圃にコハクチョウやマガンがいないか、車を走らせます。

・・・いました。

 

 

 

マガンとハクガンが、まだ滞在してくれていました。

近くには、彼らを観察している車が1台いる事に気付きます。

周辺には舗装された道がありますが、車2台がやっとすれ違えるくらいでした。

交通の邪魔してはいけないので、場所を変える事にします。

 

 

なおも探していると、ヒシクイ(オオヒシクイ?)も数羽がいました。

皆、北帰行に備えて食溜めをしているのでしょう。

 

 

 

遠くにハクガンらしき白い鳥が田圃へ舞い降りるのを見つけました。

その場所に向かってみると、今度は路肩のある道でハクガン達の観察が可能です。

エンジンを切り、ゆっくりと観察が出来ました。

 

 

傍にいたコハクチョウとのサイズ比較。

 

 

次々と飛来する仲間たち。

 

 

遠くの群れには、マガンが混じっています。

やはり、前後や左右を挟まれると、オセロのように裏返るように見えます。

 

 

風上にいると、風下から歩いて近付いてくる一団もいました。

進行方向が風上だと、飛び上がりやすいのでしょう。

 

 

最終的に私の頭上を飛び越えていきました。

画像中央下に写る小さな黒い点は、彼らの糞です。

 

 

このように、ハクガンの観察を独り占めしていました。

今年は非常に多くのハクガンが飛来してくれたようです。

いつまで滞在してくれるのかを知りません。

 

ここ数日は暖かい日が続きました。

積もっていた雪も、かなりの量が融けてなくなります。

昨日(3月5日)、再び朝日池やその周辺に様子を見に行きました。

十数羽のコハクチョウの他は、マガン・ヒシクイ・ハクガンを見つける事が出来ませんでした。

いよいよ、北に向かったのかもしれませんね。